「西洋美術 ゴッホを中心に」の時事展示コーナー

「西洋美術 ゴッホを中心に」の時事展示コーナー

 「福島県政150周年・東日本大震災15年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(2月21日~5月10日、福島市・県立美術館)の開幕を前に、市内で画家フィンセント・ファン・ゴッホに関するタイアップ企画が始まっている。

■県立図書館 ゴッホ関連本展示

 県立図書館は、ゴッホらに関する書籍を集めた企画展「西洋美術 ゴッホを中心に」を時事展示コーナーで展開している。2月19日まで。

 「ゴッホ」「ゴッホと同年代の人々」「印象派ポスト印象派」「西洋美術」の4項目がある。「ゴッホ」では、ゴッホの波瀾に満ちた生涯を精密な筆致で描き出した「ファン・ゴッホの生涯 上下」(国書刊行会)や「ゴッホ 麦畑の秘密」(筑摩書房)など多彩な関連本が並んでいる。

県立図書館所蔵の主なゴッホ関連本

 企画展示コーナーでは、ゴッホの出身地オランダにちなみ、同郷の作家の作品を紹介した「オランダの絵本と児童文学展」も開催。「ミッフィー」で知られる「うさこちゃん」シリーズの作者ディック・ブルーナ氏の作品など、ファンの目を引いている。4月1日まで。

ディック・ブルーナ氏らの絵本が並ぶ企画展示コーナー

■福島市 作品世界観をイメージ 「ゴッホ飯」提供店募る

 福島市は、ゴッホ作品の世界観をイメージした飲食物「ゴッホ飯」を提供する市内の参加店を募っている。

 ゴッホ飯は、作品ならではの鮮やかな色遣いや象徴的な要素のほかに、出身地オランダや、滞在先のフランスに関する食文化を取り入れたメニュー。10日時点で、市内10カ所程度の飲食店が参加を希望している。

 サイトウ洋食店は、深い青が印象的な夜の闇に、カフェの明るい光が映える人気作「夜のカフェテラス」をモチーフにしている。夜の雰囲気を醸し出す青色の皿に、明かりを表すオムレツを盛り付ける。

「夜のカフェテラス」をイメージした料理=サイトウ洋食店

 Bar Lien(リアン)では、星空の青とカフェテラスの明かりを描いた黄のコントラストが鮮やかなカクテルを提供する。いずれも、ゴッホの軌跡に思いをはせ、楽しめる一品だ。

青と黄のコントラストが鮮やかなカクテル=Bar Lien

 市はウェブサイトで参加店舗の各メニューを紹介し、PR用のオリジナルステッカーやPOP素材を無料で配布する。県立美術館での観覧に合わせ、飲食を通じた街なか巡りの楽しみ方を提供する。

 実施期間は開幕日の2月21日から5月下旬までを予定している。希望店は市ホームページの応募フォームなどから申し込む。問い合わせは市にぎわい商業課 電話024(525)3720へ。

■こむこむ 作品に描いた星空 プラネタリウムで

 こむこむは、県立美術館とのコラボレーションでプラネタリウム特別投影を行う。「ゴッホが見た星空」をテーマに、美術館学芸員の解説付きでゴッホが描いた当時の南フランスの星空とアートを楽しむ。4月18日のイベント「週末の星空ラウンジ」で投影予定。

ファン・ゴッホの生涯[4] 療養中の制作 サン=レミ時代