
写真はデンマーク自治領グリーンランドのニールセン首相。コペンハーゲンで13日撮影。REUTERS/Tom Little
[ コペンハーゲン 13日 ロイター] – デンマーク自治領グリーンランドのニールセン首相は13日、グリーンランドは「売り物ではない」と改めて強調し、米国の領土になるよりはデンマークの一部であり続けたいという認識を示した。トランプ米大統領がグリーンランド領有への意欲を鮮明にする中、デンマークとの結束を明示した。
ニールセン首相はデンマークのフレデリクセン首相と会談後に行われた共同記者会見で、グリーンランドは米国による支配もしくは米国の一部になることは望んでいないとし、「われわれは地政学的危機に直面している。今ここで米国とデンマークのどちらかを選ばなければならないとすれば、デンマークを選ぶ」と述べた。
フレデリクセン首相は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国かつデンマークにとって最も緊密な同盟国の一つである米国からの受け入れがたい圧力に立ち向かうのは容易ではないとし、「今後最も困難な局面を迎えることを示唆する多くの兆候がある」と語った。
トランプ大統領は、グリーンランドが米安全保障にとり重要で、ロシアや中国による将来的な占領を防ぐため、米国による領有が必要という見方を示している。
デンマークとグリーンランドの外相は14日、米国のバンス副大統領とルビオ国務長官とホワイトハウスで会談する予定。デンマークのラスムセン外相は「今回われわれが会合を求めた理由は、この(グリーンランドを巡る)議論全体を、お互いの目を見て話し合うことができる場に移すため」と述べた。
また、デンマークのポールセン国防相は19日に、グリーンランドのモッツフェルト外相とともに、ルッテNATOルッテ事務総長と会談し、北極圏の安全保障について協議する見通し。
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