韓国、年初の外平債発行検討 外貨準備増強=関係筋

 1月13日 韓国が、外貨準備を増強するため、早ければ今月中にも外国為替平衡基金債(外平債)の発行を検討していることが、事情に詳しい企画財政省関係者の話で明らかになった。写真は5万ウォン札。2010年10月、ソウルで撮影(2026年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ソウル 13日 ロイター] – 韓国が、外貨準備を増強するため、早ければ今月中にも外国為替平衡基金債(外平債)の発行を検討していることが、事情に詳しい企画財政省関係者の話で明らかになった。

同関係者は「昨年末から外貨建て債券の発行準備を進めている」とし「市場の状況を見極める必要があるが(発行時期として)1月末や2月を排除できない」と述べた。

同省報道官はコメントを避けた。

外平債は為替介入の重要な手段。調達した資金は外貨準備の拡充、多様化、補充に充てられ、極端な市場変動時に市場を安定させるために用いられる。

13日の韓国ウォンは0.5%安の1ドル=1475.4ウォンと、10営業日続落。予定される米国への3500億ドルの資本流出を巡る懸念が引き続きセンチメントの重石となっている。

政府は今年の外平債の発行上限を当初計画の14億ドルから50億ドルに引き上げている。

この問題を直接知る業界関係者によると、政府はバンク・オブ・アメリカ、シティ、JPモルガン、クレディ・アグリコル、KBセキュリティーズをブックランナーに指名した。

BNPパリバのアジア新興国市場担当金利・為替ストラテジスト、チャンドレッシュ・ジェイン氏は「外平債発行は韓国中央銀行が再び為替市場に介入する必要が生じた場合に使用できるドルの蓄積に役立つとわれわれは考えている。韓国は過去にもこうしたことを行っており、新たな措置ではなく、通貨安阻止の意思を再確認したものだ」と述べた。

ウォンは昨年後半、対ドルで7%以上下落。アジアで最もパフォーマンスの悪い通貨の1つとなった。

外貨準備高は12月末時点で4280億5000万ドルと、前月末から26億ドル減少。為替市場の安定化措置に伴い、月間の減少幅としては8カ月ぶりの大幅減少となった。

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