専門家は冬眠しないクマが増えたとした一方、冬眠しないクマは人里に近い場所で活動する機会が多いとして、注意を呼びかけています。

【写真を見る】“冬眠しないクマ”に注意 「冬眠に十分な栄養が取れていない」 身延町では元日も目撃 山梨

ロハニ美羅樹 記者
「クマが目撃されたのはこちら。公民館のすぐそばで、目撃されたのは、多くの人が帰省中の元日の昼でした」

 1日の昼すぎ、山梨県身延町の一色公民館付近で目撃されたのは、成獣とみられるクマ1頭です。

 公民館付近の町道や、すぐそばの橋の周辺を歩いていたといいます。

目撃した人は
「道路から反対側の土手を(見ると)黒い物体が何か来ると分かった。走りながら後ろを振り返ると、追いかけてくる様子が見えたので、慌てて逃げました」

 本来、11月下旬ごろには冬眠を始めるため、出没しなくなるクマー

 しかし、県内では去年12月1日以降、33件の目撃があり、前の年の同じ時期に比べ6倍に急増しています。

 冬眠しないクマについて専門家は…

NPO 山梨ツキノワグマレスキュー 清水邦彦 代表理事
「ブナやミズナラ、コナラが県内でも今年は不作や凶作になっている。冬眠に備えた十分な栄養が取れていない個体がいると考えられる。自分で食べ物を手配できない、比較的若いクマが冬眠できない傾向がある」

 また、冬眠しないクマは人里に近いエリアで活動しがちな若いクマが多く、リスクも高いとしています。里に食べ物(餌)がない状態にしていただきたい」

NPO 山梨ツキノワグマレスキュー 清水邦彦 代表理事
「奥山には強いクマが多くいるので、里山や人里に近いエリアでなんとかしようとする。

 こうした冬眠していないクマが今後、冬眠する可能性は低いといい、専門家は冬だからと安心せずに、クマよけを携帯するほか、人里に招かないよう、生ごみなどを家の外に放置しないようにしてほしい」と話しています。