掲載日
2026年1月8日
プライマークの親会社であるアソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズは木曜日、ゴールデン・クォーターの取引状況に関するアップデートを公表し、1月3日までの16週間は「困難な期間」だったと明らかにした。同社は、売上高が前年同期比で4%増、恒常為替ベースでは1%増と見積もっている。
Primark
一方、英国ではプライマークが約3%の「堅調」な売上成長を達成し、「特にクリスマス期にかけての厳しい衣料品市場」の中でも、既存店売上高は約1.7%増となった。
プライマークはまた「この期間に市場シェアを拡大」し、この成長は「商品提供の強化、価格認識の改善、クリック&コレクトを含むデジタルでの顧客エンゲージメントの拡大を通じて、顧客向けバリュープロポジションを高めるための当社の取り組みと投資の成果」だと説明している。「ウィメンズウェアのパフォーマンスはとりわけ強かった」。
英国とアイルランドはプライマークの全事業の45%を占めるため、この改善は心強い材料だ。
欧州の低迷
とはいえ、より大きな49%を占める欧州大陸部では、英国と同様の取り組みが「最近始まったばかりで、消費者マインドは依然として弱い」ため、当期の既存店売上高は約5.7%減となった。
米国(全体の6%)では、小売環境は「不安定で、消費者心理と来店客数に影響を与えた」ものの、売上は引き続き2桁増を維持。米国は、足元の期間でも新規出店が成長を後押しし、同社にとって相対的に強い市場のひとつとなっている。
出店プログラムは各市場で継続され、フランチャイズモデルによるクウェートでの初出店を含め、予想どおり当期の売上成長に約4%寄与した。
その結果、プライマークの売上成長は全体として従来の想定を下回り、上半期の売上成長率は一桁台前半にとどまる見込みだ。
また、利益も伸び悩む可能性がある。同社は、「厳しい取引環境の中、在庫レベルを効果的に管理するためにマークダウンを大幅に増やし、収益性に影響を与えた」と付け加えた。
同社は、「今後数カ月間にわたり幅広い取り組みを実施・計画しており、特に欧州での売上高と収益性の改善が期待できる」とも述べた。
しかし、短期的に収益性が改善する見通しは乏しい。ABFによると、プライマークの現在の売上トレンドが下半期も続けば、通期の調整後営業利益率は上半期と同様に約10%となる見込みで、「成長への投資を継続する」としている。また、2025年上半期には一時的に利益を押し上げる効果が2,000万ポンドあったことも注目に値する。
短期的にはともかく、中期的に業績が改善することが望まれる。同社にとって不振市場であった英国が、導入された施策の恩恵を受けていることは明らかであり、これらが欧州に展開されれば、最終的には欧州でも好転する可能性がある。
ABFのジョージ・ウェストンCEOは、次のように述べている。「プライマークは、会計年度のスタート時点で厳しい状況にあり、業績はまちまちだった。英国では、顧客提案の強化に向けた重点的な取り組みと投資により、取引は改善し、市場シェアも拡大した一方、欧州大陸での取引は依然として弱かった。厳しい消費環境の中、当社は、欧州で進行中の取り組みを含め、当社がコントロール可能な要因に重点を置き、業績の改善を目指している。また、プライマークの中長期的な成長機会の実現に向けても、着実に前進している。」
