
米カリフォルニア州ソラナビーチで2017年7月撮影)。REUTERS/Mike Blake
[ワシントン 7日 ロイター] – 米ADPリサーチ・インスティテュートが7日発表した12月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は4万1000人増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想(4万7000人)を下回る伸びとなった。
11月は3万2000人減から2万9000人減に上方修正された。
業種別では、サービス部門が4万4000人増と、伸びが目立った。一方、専門・ビジネスサービス部門は2万9000人、情報部門は1万2000人減少した。
建設部門は1000人増加したものの、財生産部門は3000人、製造業は5000人それぞれ減少した。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクスの主任エコノミスト、カール・ワインバーグ氏は「今回の数字から分かるのは、12月に雇用は増加したものの、そのペースは比較的緩やかだったということだ」と述べた。
エコノミストらは、主に輸入関税に関連する政策の不確実性により、企業が人員増加に消極的になっているとの見方を示している。また、一部企業でみられる特定職務での人工知能(AI)の導入により、人員増加の必要性は低下している。
市場は9日発表の12月の米雇用統計にも注目しており、非農業部門雇用者数は6万人増、失業率は4.5%になると予想されている。
ただ、ADP民間雇用者数と米雇用統計には乖離(かいり)があり、パンテオン・マクロエコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は、2022年のデータ算出法見直し後も「ADP報告は雇用統計から平均8万3000人ほど乖離している」と述べた。
今回のレポートは、ADPリサーチ・インスティテュートとスタンフォード・デジタル・エコノミー・ラボが共同で算出した。
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