災害で休校した学校の早期の再開などを目指し、都道府県をまたいで支援する組織が岩手県で発足しました。

7日は盛岡市で、組織発足のための研修と認定式が行われました。今年度の「岩手県 災害時学校支援チーム」のメンバーは、県内の学校や教育委員会で働く教職員68人です。

「災害時 学校支援チーム」は、阪神淡路大震災のあった兵庫県が26年前に発足させたのが最初です。災害で休校した学校を、教育現場として早く再開させようと、現役の教職員が支援します。これまでに北海道から熊本県まで、合わせて10の道府県が設けていて、岩手は11番目です。

岩手の学校は、15年前の東日本大震災で被災したり、去年の大船渡市の山林火災では避難所になったりして、子どもの学ぶ時間が多く奪われました。全国で自然災害が多発する中で、政府は、この支援チームの設置を各自治体で進めています。

岩手のチームの第一期メンバー、釜石市立平田小学校の唐澤祥さんです。2年生の担任をしています。出身は東京で、大学卒業後に釜石に来たという唐澤さんは、県教育委員会の佐藤一男教育長からチームの代表として認定証を受け取り、決意を述べました。

唐澤祥さん
「当時小学校5年生だった私は地元の東京にいましたが、釜石の同年代の子どもたちが想定内のこととして冷静に行動していた事実を知りました。そんな防災教育推進の地で学びたい、教育を通して復興に携わりたいという思いで岩手、釜石の地に来ました。今回岩手県でも支援チームができることを知ってまさに私が長年思っていたことを実現させるのには参加するしかないと手を挙げました。目の前の子どもたちと一緒に復興、防災について考えていくチームを目指したいと思います」

メンバーは、年度ごとに更新されますが、県教育委員会では「来年度以降も研修を重ねて人を増やしていきたい」と話しています。