
トライアンフ「スピード400」
海外ブランドの中型モデルが次々と登場する中、注目を集めているのがトライアンフの「400シリーズ」です。英国の伝統と現代的な装備を融合させたこのシリーズは、中型二輪免許で乗れる本格派バイクとして人気が高まりつつあります。スタイルも異なる3モデルには、それぞれ独自の魅力があります。
英国の伝統と走りを詰め込んだミドルクラスの新定番
英国の伝統あるオートバイメーカーであるトライアンフは、大型バイクを中心に展開してきたブランドです。
しかし近年、普通自動二輪免許、いわゆる「中免」で運転できる400ccクラスのモデルを相次いで投入し、大きな注目を集めています。
洗練されたデザインと高性能なエンジンを兼ね備えたこれらのモデルは、エントリーユーザーからベテランライダーまで幅広い層に支持されています。
今回は、新車で購入可能なトライアンフ400ccシリーズの3つのモデルについて紹介します。
●トライアンフ「スピード400」
まず紹介するのは「スピード400」です。このモデルは、トライアンフのロードスター系モデル「スピードツイン」の流れをくむミドルクラスのエントリー機として位置付けられています。
無駄を省いたシンプルなカスタムスタイルが特徴で、ハンドリングも軽快。最高出力は40馬力、最大トルクは37.5Nmを発揮し、街乗りからワインディングまで幅広いシーンで扱いやすい性能を備えています。
メーターはアナログスピードメーターとLCDの組み合わせで、現代的な機能を備えつつクラシカルな見た目を両立しています。
なお、価格は73万9000円に設定されています。
●トライアンフ「スクランブラー400x」
続いて紹介するのが「スクランブラー400x」です。このモデルは、オフロードイメージを色濃く反映したスタイルが特徴で、かつての「スクランブラー」シリーズの系譜に連なるモデルです。
トライアンフ「スクランブラー400x」
外観は、アップタイプのマフラーやブロックパターンのタイヤなど、本格的なスタイルに仕上げられています。
基本的なエンジンとトランスミッションはスピード400と共通ですが、フロントホイールが19インチとなり、サスペンションのストローク量も前後150mmと長めに設定されるなど、より悪路走破性を意識した設計となっています。
また、シート高は835mmとやや高めながらも、ポジションが自然で扱いやすいという声が多く、タフで冒険心をくすぐる乗り味が魅力です。
くわえて、前後に大型のディスクブレーキを装備し、ABSやトラクションコントロールといった電子制御も搭載されています。
なお、価格は84万2000円です。純正アクセサリーも豊富で、スタイルに合わせたカスタムも楽しめるモデルです。
最後の1台は、カフェレーサータイプのミドルクラスバイク
●トライアンフ「スラクストン400」
そして、最後に紹介するのが「スラクストン400」です。このモデルは、トライアンフの名車「スラクストン」シリーズの流れをくむカフェレーサータイプのミドルクラスバイクです。
トライアンフ「スラクストン400」
低く構えたクリップオンハンドルやスポーティなシルエットが特徴で、洗練されたデザインと機敏なハンドリングが融合しています。
エンジンはシリーズ中で最も高回転寄りのセッティングが施されており、最高出力は42馬力、最大トルクは37.5Nmを発生します。
ライディングポジションは前傾気味でスポーツバイクに近い感覚ですが、シート高は795mmと極端に高くはなく、重量も183kgと扱いやすい部類です。
ブレーキやサスペンションの構成もスピード400と近しく、十分な制動力と安定した足まわりが確保されています。
また、装備もLED灯火類やマルチファンクションLCDなどを備え、価格は84万9900円とラインアップ中では最も高価ですが、クラシック×スポーツという独自の立ち位置でファンを増やしています。
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トライアンフの400シリーズは、英国ブランドらしいクラフトマンシップをミドルクラスで体感できる貴重な存在です。
いずれも普通自動二輪免許で乗れる輸入車として、デザイン、性能、価格のバランスに優れた選択肢といえます。
今後、トライアンフはさらなるバリエーション展開を視野に入れているとされており、クラシック好きから初めてバイクに乗る若年層まで、多様なライダーにとって魅力的な選択肢になる可能性があります。
クラシカルな佇まいと現代的な性能を両立したこのシリーズは、新たなバイクライフの扉を開く1台となるかもしれません。
