トップニュース維新・石平参院議員が台湾入り 中国の入国禁止措置を逆手に「台湾は中国とは別国家」と強調

中国から制裁を受ける維新・石平参院議員が台湾に到着。「中国に入国禁止の自分が台湾に入国できた事実こそが、台湾は中国の一部ではないという証明だ」と宣言した。(写真/印太戦略シンクタンク提供)

中国出身で日本維新の会の石平参院議員が1月6日午前、台湾・台北の松山空港に到着した。石平氏は、中国当局から制裁を受け入国禁止となっている自身の状況を逆手に取り、台湾への入国がスムーズに行われた事実こそが「中華民国(台湾)と中華人民共和国が全く別の国家であることの証明だ」と強調した。

今回の訪問は「インド太平洋戦略シンクタンク」の矢板明夫代表(CEO)の招きによるもので、空港では台湾基進や台湾団結連盟(台聯)、台湾国といった独立派団体のメンバーらが石平氏を熱烈に出迎えた。 石平氏は到着後の演説で、今回の訪台の第一の目的は入国した瞬間に達成されたと宣言。「北京当局は私に制裁を科し、中国への立ち入りを厳禁しているが、今日こうして何ら妨げられることなく中華民国に入国できた。これこそが、台湾が中国の一部ではなく、両者が完全に異なる国家であるという最も説得力のある政治的宣言だ」と語った。

石平氏は中国四川省出身で、1989年の天安門事件に参加した後、2007年に日本国籍を取得。2025年7月の参院選で初当選を果たしたが、中国当局は同年9月、石平氏が「誤った言論を広めている」として中国への入国禁止や資産凍結などの制裁を科している。 これに対し、中国外務省の林剣報道官が昨年末の会見で石平氏を「民族の恥(敗類)」などと罵倒したことについて問われると、石平氏は「彼らが言及しようがしまいが、私には関係ない(無所謂)」と一蹴した。

石平氏は10日まで台湾に滞在する予定。滞在中は台北市内で防衛関係の研究者や言論人らと面会し、緊迫する台湾海峡情勢や日台間の防衛協力について意見交換を行う。また、日本の水産物をPRするイベント「海鮮祭・千人宴」にも参加する予定で、同イベントには卓栄泰・行政院長(首相)や謝長廷・前駐日代表ら1000人超の参加が見込まれている。台湾外交部もX(旧ツイッター)で事前に石平氏への歓迎と謝意を表明している。

石平参議院議員のご来訪を歓迎するとともに、台湾へのご支持に感謝します。今後も日本をはじめとする近い理念をもつ国々と連携し、インド太平洋地域の平和・安定・繁栄のために貢献していけるよう願っています。

— 外交部 Ministry of Foreign Affairs, ROC (Taiwan) 🇹🇼 (@MOFA_Taiwan)January 1, 2026

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