沖縄を代表する工芸品「やちむん」(焼き物)は、県内各地に数々の窯や技法が存在する。

沖縄を代表する工芸品「やちむん」(焼き物)は、県内各地に数々の窯や技法が存在する。

 琉球の伝統を受け継ぐベテランから自由な表現に挑む若手まで、作家の多様な個性が光る「やちむん」の世界をじっくり味わってみる。




100のやちむんに囲まれて過ごす那覇ステイ

OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート

「100のやちむんと100のつくり手に出会える部屋」をテーマに2024年11月に誕生した「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」の「やちむんルーム」。1室 18,000円~(2名利用)、3名まで宿泊可能。
「100のやちむんと100のつくり手に出会える部屋」をテーマに2024年11月に誕生した「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」の「やちむんルーム」。1室 18,000円~(2名利用)、3名まで宿泊可能。

 沖縄を代表する工芸品といえば、「やちむん」(焼き物)。二大産地の那覇市壺屋や読谷村の他、県内各地に数々の窯や技法が存在する。


 そんなやちむんの魅力を客室にいながら楽しめる特別な部屋が「OMO5沖縄那覇(おも) by 星野リゾート」の「やちむんルーム」だ



「やちむんルーム」の企画を手がけた編集者のセソコマサユキ氏〈左〉と「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」総支配人の秋元健氏〈右〉。
「やちむんルーム」の企画を手がけた編集者のセソコマサユキ氏〈左〉と「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」総支配人の秋元健氏〈右〉。

 和紙畳が心地よいフロアに足を踏み入れると、壁には酒器やマグカップなど色も形もとりどりの作品がずらりと並び、まるでギャラリーのよう。


「枠に捉われない自由さや多様性こそ、現代のやちむんの奥深さ。それを堪能してもらうため、ベテランから若手まで100人の作家の作品を集めました」


 そう語るのは「やちむんルーム」を手がけた編集者のセソコマサユキ氏。セソコ氏とホテルスタッフは、壺屋やちむん通りなどの窯元やショップを一軒一軒訪ね、個性豊かな100点を揃えたという。



開放的な空間が広がる「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」のロビー。
開放的な空間が広がる「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」のロビー。

 ただ鑑賞するだけでなく、好みの作品で泡盛を飲んだり菓子を盛り付けたりと、自由に使用できるのが「やちむんルーム」の大きな魅力。作品の情報をまとめたオリジナルガイドブックも用意されており、気になった作家の工房を訪ねてみるのもまた楽しい。



パブリックエリア「OMOカフェ&バル」の夜の人気メニュー、「島のおつまみセット」1,500円。
パブリックエリア「OMOカフェ&バル」の夜の人気メニュー、「島のおつまみセット」1,500円。

 毎晩開催されるイベント「琉球のひととき、宵の宴」では、やちむんをはじめとするご当地アイテムが揃う夜市もロビーに登場する。


 様々な作風、様々な物語を持つやちむんと出会えるホテルステイ。これまで経験したことのない那覇の過ごし方だ。



沖縄文化に触れるナイトイベント「琉球のひととき、宵の宴」では、やちむんから食品まで那覇の逸品が揃う「夜市」も開催。
沖縄文化に触れるナイトイベント「琉球のひととき、宵の宴」では、やちむんから食品まで那覇の逸品が揃う「夜市」も開催。


縦の空間を活用し、リビングスペースの上部をベッド2台が並ぶ「やぐら寝台」に。ベッドライナーには那覇市の市花であるブーケンビリアをデザイン。
縦の空間を活用し、リビングスペースの上部をベッド2台が並ぶ「やぐら寝台」に。ベッドライナーには那覇市の市花であるブーケンビリアをデザイン。

OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート

所在地 沖縄県那覇市松山1-3-16

電話番号 050-3134-8095(OMO予約センター、9:30~18:00)

客室数 190

料金 (1室)/16,000円~(2名利用)

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5okinawanaha/



毎年11月にはやちむん市を開催

バンタカフェ by 星野リゾート

 雄大な自然と70を超えるやちむん工房で知られる読谷村の高台に建ち、水平線を一望するダイナミックな光景が広がる「バンタカフェ by 星野リゾート」。毎年11月には「海辺のやちむん市」が開催され、読谷村の各工房の作品が展示されるほか、週末には直売会も。期間中はカフェで沖縄伝統の「ゆしびん(嘉瓶)」を使ったティーセットなども楽しめる。


バンタカフェ by 星野リゾート

所在地 沖縄県中頭郡読谷村儀間560

電話番号 098-921-6810

営業時間 10:00(土・日曜、祝日 8:00)~日の入り後1時間(日の入り L.O.)

定休日 無休

https://banta-cafe.com



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CREA Traveller

文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。

date
2026.01.06

staff
文=張替裕子(ジラフ)
写真=榎本麻美

CREA Traveller 2026年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。