公開日時 2026年01月04日 05:00更新日時 2026年01月04日 10:02

沖縄のまちやぐぁー 子や孫の世代に残したい <けいざい風水>

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 最近、「まちやぐぁー」で、買い物をされたことはありますか。

 私自身、小さい頃、百円玉を握りしめ足を運んだものですが、最近では、あまり見かけなくなりました。

 RESAS(経済センサス)のデータによると、名護市内の各種食料品小売業(主に小規模店舗)は、2012年は47事業所ありましたが、2021年では25事業所にまで減少しています。

 店舗数が減少している一方で、県内のコンビニ店舗数(人口10万人あたり店舗数)は50店を超え全国でも上位となっており、最近でも、新規出店を目にする機会があり、活発な動きが見られます。

 近年、「まちやぐぁー」からコンビニへ業態が移行された原因としては、小売店の利益率の低さや店主の高齢化に伴う後継者不足があると考えられます。

 「まちやぐぁー」は、大人にとって地域とのコミュニケーションの場であり、子供たちにとっては社会性を学ぶ良い機会の場でもあります。大好きなお菓子を自分で選ぶ楽しさ、予算内に収まるように「さんみん」する経験、店主とゆんたくする時間。こうした触れ合いは、セルフレジや電子決済といった便利なサービスには得られません。さらに、思いがけずもらえる「しーぶん」は、大人も子供も嬉しいものです。

 「まちやぐぁー」は、地域にとってかけがえのない場であり、将来の子や孫へ残したい文化でもあります。皆さんも、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

上間 貴乃
沖縄銀行 ローンステーションやんばる店店長