公開日時 2025年12月29日 05:00

紫芋タルト10万個 台湾に輸出 沖縄国際流通、大手食品と連携
台湾向けに輸出される「紫芋タルト」をPRする沖縄国際流通の宮城勝也社長=17日、那覇市泉崎

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琉球新報朝刊

 貿易業などを手掛ける沖縄国際流通(那覇市、宮城勝也社長)は台湾の大手食品メーカーと連携し、県内で製造する「紫芋タルト」約10万個(8400箱、420ケース)を台湾向けに初めて輸出した。年明けにも台湾各地で展開する量販店などで販売する予定。
 17日、沖縄国際流通の宮城社長らが琉球新報社を訪れて報告した。台湾のメーカーは台南市の「瓜瓜園(グァ・グァ・ウェン)」。両社連携のきっかけは2022年ごろ。新型コロナ禍で来県する観光客が大幅に落ち込み、イモを用いた菓子の販売が低迷したほか、イモペーストも余剰となったことから、沖縄国際流通に海外輸出の可能性について相談が寄せられたという。
 そこで、台湾の取引先である瓜瓜園と話し合い、ペーストを台湾人観光客にも人気のタルト商品に活用することを決めた。約2年半の商品開発などを経て、12月12日に台湾に輸出した。
 「紫芋タルト」は、しろま製菓産業(浦添市)が製造・包装し、沖縄国際流通が輸出、瓜瓜園が現地での販売などを担う。宮城社長は「台湾の消費者の反応を見て、追加輸出を検討したい。海外販売に力を注ぎ、沖縄の農業や産業発展に貢献できるよう尽力していきたい」と意気込みを語った。(呉俐君)