鈴木章斗 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ所属FW鈴木章斗は、2025シーズン終了後にサンフレッチェ広島へ完全移籍することが決定的に。すでに複数メディアが報じているが、その中で第三者によるSNS投稿が話題を呼んでいる。

 神奈川県平塚市にある飲食店『真鶴』は12月25日に公式インスタグラムを更新。店主や鈴木本人らによるショット画像をアップした上で、「あきと、頑張れ」「寂しいけど応援してますよ」と投稿しているが、25日夜の時点で同選手の去就に関してクラブからの公式発表が無いだけに、“フライング発表”に当たるとみられる。

 現在22歳の鈴木は、ガンバ大阪の下部組織出身。2022年に阪南大学高校から湘南へ加入すると、プロ2年目からレギュラーに定着。2024シーズンにJ1リーグで10ゴールを挙げると、2025シーズンもJ1リーグ37試合の出場で9ゴール3アシストと結果を残した。

 今回の一件は、選手の移籍そのもの以上に、情報がどのように世に出るべきかという現代スポーツ界の課題を浮き彫りにした出来事である。SNSが身近になった今、善意や応援の気持ちであっても、その発信が公式発表と同等、あるいはそれ以上の影響力を持ち得る現実を無視することはできない。

 鈴木が湘南で積み重ねてきた努力と成果、そして次なるステージへ進む決断が正当に評価されるためにも、クラブ、選手、そして周囲の人々が情報の重みを共有し、節度ある発信を心掛ける必要がありそうだ。