公開日時 2025年12月17日 05:00

タイラさん、沖縄に「誇り」 ペルー出身県系4世、研修報告 うるま
うるま市で沖縄の生活や文化を学ぶ研修を終えて中村正人市長(左)から修了証を授与されたペルー出身日系4世のタイラ・シマブクロ・キオミ・ロシオさん=7日、うるま市健康福祉センターうるみん

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琉球新報朝刊

 【うるま】2025年度うるま市海外移住者子弟研修生、県系4世のタイラ・シマブクロ・キオミ・ロシオさん(25)の研修報告会・激励会が4日、市健康福祉センターうるみんで開かれた。
 ペルー・リマ市出身で市勝連比嘉、糸満市、名護市にルーツを持つ。3カ月の研修期間中、三線や琉舞など沖縄の伝統文化に触れたタイラさんは「沖縄の人が自分の文化を大切に守ろうとする姿に驚き、誇りを感じた」と学びを語った。
 書道や陶芸、琉舞と多くの文化を目の当たりにした。ペルーでも沖縄の習慣を学んではいたものの、一時期離れてしまっていたと振り返るタイラさん。ペルー移住への曽祖父母の決断やその後の困難、悔しさを深く理解し「沖縄の人が戦後の混乱で文化を手放さなければならなかったことも学んだ。曽祖父母の文化と再びつながり、自分は何者なのかと考えた」と語った。
 タイラさんは琉舞の「貫花」や三線、赤野区キッズ浜千鳥サークルとともに「浜千鳥」も披露した。琉舞指導に当たった玉城流翠扇会教師の金城佳子さんは「上達が早い。うちなーのDNAだと思う」と話した。
 中村正人市長は「ペルーではお母さんと舞踊などの歴史を伝える架け橋になってほしい」と激励した。
(石井恭子)