
米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で4月撮影。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo
[15日 ロイター] – 米国株式市場は下落して取引を終えた。週内に発表される一連の経済指標を見極めたいというムードが広がったほか、金利見通しを巡り手掛かりを得ようと米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言や次期FRB議長候補に関する報道に関心が集まった。
今週は雇用統計や小売売上高、消費者物価指数(CPI)などの経済指標が相次いで公表される。
BMOファミリーオフィスのキャロル・シュライフ最高投資責任者は「市場は人工知能(AI)関連株のみに資金を集中させたくないという点と、まだ十分なデータを得られていないという点で、相場のけん引役を見いだすのに苦戦している」と指摘。「今週発表の雇用統計がさらなる利下げを支持する内容になるかどうか、市場は固唾をのんで見守るだろう」と述べた。
次期FRB議長の最有力候補とされる米国家経済会議(NEC)のハセット委員長について、トランプ大統領に近い筋から議長指名に対する反対意見が出ているとの報道も意識された。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日、FRBは先週決定した利下げを受け、今後の状況に対応できる良い位置にあるとの見解を示した。
FRBのミラン理事は、FRBの2%目標を上回る現行のインフレ率は根本的な需給動向を反映していないとの認識を示した。S&P総合500種の主要11業種のうち8業種が上昇。ヘルスケア(.SPXHC), opens new tabが上げを主導した一方、情報技術(.SPLRCT), opens new tabは下げが目立った。
サイバーセキュリティーのサービスナウ(NOW.N), opens new tabが11.5%下落。新興企業アーミス買収に向けた交渉が進んだ段階にあると伝わった。
電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabは3.5%高。助手席に監視員を乗せない状態でロボタクシー(自動運転タクシー)の試験運転を行っているとイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が述べた。
連邦破産法11条の適用を14日に申請したロボット掃除機「ルンバ」製造のアイロボット(IRBT.O), opens new tabは72.7%急落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄と値上がり銘柄が1対1の比率。ナスダックでは値下がり銘柄が値上がり銘柄を1.76対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は171億3000万株。直近20営業日の平均は171億株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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