去年12月、北九州市で中学生2人が殺傷された事件から14日で1年となります。再発防止に向けた対策の強化が進められる一方で、地域住民の心にも深い傷を残しました。

■児玉悠一朗記者
「小倉南警察署長と北九州市の武内市長を先頭に、パトロールが始まりました。」

12日午後、北九州市小倉南区で警察官や市職員、そして住民の代表などおよそ180人が地域をパトロールしました。

■小倉南警察署・持丸宗徳署長
「改めて、この地でああいう事件は絶対に起こさせない。決意を新たにしています。」

二度と同じような事件を起こさせない。地域を震かんさせる凶悪な事件が起きたのは、1年前のことでした。

去年12月14日。ファストフード店を訪れていた中学3年の女子生徒と男子生徒が突然、狩猟用ナイフで襲われました。女子生徒は死亡し、男子生徒は重傷を負いました。

■持丸署長
「容疑者を殺人未遂で通常逮捕しました。」

事件の発生から5日後、男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、近くに住む無職・平原政徳被告(44)です。その後、女子生徒に対する殺人の疑いで再逮捕されました。

2度の精神鑑定を経て平原被告が起訴されたのは、事件から9か月後のことでした。

FBSは今週、拘置所に収容されている平原被告に面会し、話を聞きました。

■記者
「拘留中はどんなことを考えていますか。」
■平原被告
「非常に反省していると思っています。」
■記者
「自分がこのような事件を起こすと思っていた?」
■平原被告
「思っていた。」
■記者
「ナイフはいつも持っていた?」
■平原被告
「持っていた。」

護身用として、自宅だけでなく車のなかにも常にナイフを置いていたと話しました。

■記者
「2人を襲ったことは認める?」
■平原被告
「はい。ただ、殺意はない。死ぬとは思わなかった。」

襲ったことを認める一方、殺意については否定しました。

動機については事件の直前、中学生2人と目が合って「カッとなった」と話しました。