ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.12 10:11
ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏(58)は、ノーベル平和賞授賞式の翌日である11日(現地時間)、ノルウェー・オスロに到着し、「米国政府の支援を受けて来ることができた」と語った。昨年7月の大統領選後、ニコラス・マドゥロ政権の迫害を避けて身を隠していた同氏は、出国禁止措置にもかかわらず、ノーベル平和賞の授賞式に出席するためベネズエラを脱出した。その過程で米国の関与があったことを、本人が認めた。
ノルウェー通信社NTBなどによると、マチャド氏は同日、ノーベル委員会の記者会見で、米国政府が自身の脱出を支援したと述べたが、具体的な内容については明らかにしなかった。ロイター通信は、「いずれはもっと話せるだろうが、今は危険にさらされる人々がいるため難しい」とのマチャド氏の発言を伝えた。
マチャド氏はまた、「沈黙する方が容易で、政治的にも正しい選択だったかもしれないが、最終的には語ることを選んだ」とし、「真実を守ることが信頼を築く道であり、それこそが私たちが闘う理由だ」と強調した。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などは、マチャド氏がかつらで変装し、木造漁船と航空機を乗り継いでノルウェーに向かったと報じた。航行当時、米海軍のF-18戦闘機2機がベネズエラ湾上空を約40分間旋回していたことが確認され、米政府レベルの関与があったとの見方も出ているが、米国はこれについて公式に認めていない。
マチャド氏は、米国によるマドゥロ政権打倒を後押しする発言も行った。彼女は同日、ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相と会談した際、「ベネズエラに対する米国の軍事介入をどう考えるか」との記者団の質問に対し、「一部ではベネズエラへの侵攻の脅威が語られているが、私はベネズエラはすでに侵攻されていると考えている」と答えた。
さらに、「ロシアやイランの工作員、ヒズボラやハマスといったテロ組織までもが、政権の黙認の下で自由に活動している」とし、「コロンビアの反政府武装勢力や麻薬カルテルは、麻薬密売だけでなく、人身売買や売春にも関与している」と付け加えた。「ベネズエラがアメリカ大陸における犯罪の温床となっている以上、犯罪組織の資金源を断つ必要がある」とも強調した。それでもマチャド氏は、「ベネズエラは希望と機会、民主主義の灯台となり得る」と主張した。AP通信によると、マチャド氏は「トランプ大統領の措置が、政権を大きく弱体化させる上で決定的な役割を果たしたと考えている」と語った。
これに先立ち、同日ノルウェー議会を訪れたマチャド氏は、帰国の時期について「マドゥロ政権は私がどこにいるのかを知らなかった。適切な時が来れば、このノーベル平和賞をベネズエラに持ち帰る」と述べた。AP通信は、「マチャド氏は『ベネズエラに戻るかどうかは、政権が退陣するか否かとは無関係だ』と語った」と伝えている。
