オーストラリア経済の7-9月の成長率が予想を下回り、景気の基調判断が一段と不透明になっている。市場が織り込んでいた利上げ観測が、時期尚早だった可能性が示唆された。
豪政府が3日発表した7-9月の国内総生産(GDP)は前期比0.4%増。予想は0.7%増だった。前年同期比では2.1%増と、予想の2.2%増にわずかに届かなかったものの、豪準備銀行(中央銀行)の見通しにはおおむね沿う形となった。
GDP発表後、豪国債利回りは一時の上昇を消し低下に転じ、豪中銀が来年よりタカ派に転じると見越した取引は後退した。
ANZグループ・ホールディングスの為替ストラテジスト、フェリックス・ライアン氏は「当面、豪中銀は政策金利を3.6%に据え置くだろう」と述べた上で、「たとえ小幅でも利上げを市場が織り込むのは現時点ではやや正当化しづらい」と指摘した。

原題:Australia Economic Growth Disappoints, Easing Rate-Hike Bets (2) (抜粋)
— 取材協力 Garfield Reynolds, Matthew Burgess and Nasteho Said
