ウクライナ和平計画を巡り、11月30日に米フロリダ州で米当局者とウクライナ代表団の協議が開かれた。協議後、両国の交渉担当者は和平合意の枠組みを巡り生産的な話し合いができたものの、最終的な打開には至らなかったと明らかにした。

  ルビオ米国務長官は会談後、記者団に対し、「生産的な協議」だったと述べた上で「やるべきことはまだある」と語り、交渉は「繊細で、複雑だ」と説明した。また、戦闘の終結だけでなく、ウクライナが「真の繁栄の時代に入る」のを支援することも交渉の目的だとした。トランプ米大統領は停戦実現を強く求めている。

  フロリダ州マイアミ北方のハランデールビーチで開かれた協議には米国側はルビオ氏とウィトコフ米特使、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が出席。ウクライナ交渉団はウメロフ国家安全保障・国防会議書記が率いた。

  ウィトコフ氏は今週、米代表団を率いてロシアで協議する予定で、ウクライナにとってはこの日の交渉が事前に同氏を説得する最後の機会だった可能性が高い。

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フロリダ州ハランデールビーチでウクライナ当局者と会談するルビオ氏(中央左)ら(11月30日)

Photographer: Chandan Khanna/AFP/Getty Images

  ウメロフ氏は「ウクライナとウクライナ国民にとって重要なあらゆる問題を協議し、米国は極めて協力的だった」と述べた。

  ルビオ氏は「われわれはロシア側ともある程度のやり取りを行っており、彼らの見解もかなり理解している」と語った。

  ルビオ氏とウクライナ当局者は11月23日にジュネーブで協議し、28項目の米和平案に対してウクライナや欧州の支援国が示していた強い反発は緩和しつつあった。その後、米当局者とロシア代表団は先週、アブダビで協議を行った。

  28日にはロシアがウクライナの首都キーウに空爆を行い、少なくとも3人が死亡、広範な停電が発生した。 

関連記事:ウクライナ代表団、米国へ向かう-和平交渉前にも攻撃応酬続く

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ルビオ氏(左)とウメロフ氏(11月30日)

Photographer: Chandan Khanna/AFP/Getty Images

  トランプ氏はワシントンに向かう大統領専用機(エアフォースワン)内で、「ロシアは終わらせたいと思っていると思う。ウクライナも終わらせたいと思っているのは分かっている。ウクライナには幾つか難しい小さな問題がある」と記者団に述べ、フロリダでの協議後にルビオ氏とウィトコフ氏と話したと付け加えた。

  トランプ氏はウクライナが内政で汚職の問題を抱えている状況だが、「合意をまとめられる良いチャンスだと思う」との見方を示した。

  米当局者によれば、ウィトコフ氏は12月1日にモスクワへ向かう。

原題:US Says Ukraine Talks Productive as Witkoff Heads to Russia (1)、Rubio Calls Ukraine Talks Productive as Witkoff Heads to Russia、Rubio, Witkoff Meeting Ukrainian Team in Florida Early Sunday、*RUBIO: HAD PRODUCTIVE SESSION WITH UKRAINE DELEGATION(抜粋)

(トランプ大統領の発言などを追加して更新します)