仏ルーブル美術館、EU域外者の入館料45%引き上げへ 改修費捻出

 パリのルーブル美術館は28日、10月の宝飾品強盗事件で老朽化が露呈した施設の改修費用を賄うため、EU域外者の入場料を45%引き上げると明らかにした。10月撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[パリ 28日 ロイター] – パリのルーブル美術館は28日、10月の宝飾品強盗事件で老朽化が露呈した施設の改修費用を賄うため、欧州連合(EU)域外者の入場料を45%引き上げると明らかにした。

EU加盟国にノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた欧州経済地域(EEA)以外と英国からの訪問客の入館料が1月14日から32ユーロ(37ドル)になる。

10月19日の白昼に1億200万ドル相当の宝石が盗まれた事件では、セキュリティー上の重大な欠陥が露呈。11月には構造上の脆弱性により一部施設が閉鎖された。

美術館は先週、監査当局からの指導を受けて2026年末までに100台の外部監視カメラを設置し、6年間の改修工事を加速させると発表した。

昨年の来館者は約900万人で、うち約4分の3が外国人だった。入館料引き上げにより、年間1500万─2000万ユーロの追加収入が見込まれる。

ヴェルサイユ宮殿、サント・シャペル礼拝堂、パリ・オペラ座などでも来年値上げが行われるとみられる。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab