レッドブル陣営は、レッドブル・レーシング及びレーシング・ブルズ(VCARB)の2026年のドライバーラインナップを「火曜日」に発表する意向を明らかにした。文脈から考えて、これは2025年12月2日(火)を指すものと思われる。

チーム代表のローラン・メキーズはラインナップの詳細について口を閉ざしたが、パドックでの見方は一致している。それは角田裕毅がアイザック・ハジャー(VCARB)にその座を明け渡すことになるというものだ。

最終アブダビGP前に発表へ

イギリスの専門誌『Autosport』によるとメキーズは、F1第23戦カタールGPを終えて次のように語った。

「言えることは、我々は計画通りに進めるということ、そして火曜日にドライバーラインナップを発表するということだけだ」

「それによって、アブダビでの集中力が削がれることはないと確信している」

現在、マックス・フェルスタッペンはわずか12ポイント差のランキング3位でタイトル争いを繰り広げている。一方、今季第3戦日本GPからリアム・ローソンに代わってレッドブルのシートに座った角田は、ランキング15位と低迷している。

フェルスタッペンとの差は366ポイント。時折速さは見せるものの、一貫した週末を過ごせず苦戦してきた。

ただ一方で、フェルスタッペンとほぼ同仕様のマシンを与えられたここ数戦で角田は、チームメイトに迫るパフォーマンスを発揮している。カタールGPのスプリント予選ではフェルスタッペンを上回り、本予選ではQ1敗退こそ喫したものの、そのタイム差はわずか0.3秒だった。

問題は、角田が来季もF1に残れるかどうかだ。レッドブルのシートがハジャーに渡る場合、角田に残された行き先は姉妹チームのVCARBのみ。だが、VCARBの2つのシートを巡っては、角田、リアム・ローソン、そしてジュニアドライバーのアーヴィッド・リンブラッドの3人が争っている。

アブダビで求められる「角田の100%」

カタールGPでのフェルスタッペンの逆転勝利により、今季のドライバーズタイトルは最終アブダビGPに持ち越される展開となった。角田の働きは、フェルスタッペンの歴史的な5連覇を左右する可能性がある。

ランキング首位のランド・ノリス(マクラーレン)に対し、フェルスタッペンは12ポイント差、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は16ポイント差で追う展開だ。

メキーズは、アブダビでの角田の働きが「極めて重要」になると強調する。

「最後の1ポイントで決まるかもしれない。極めて重要な意味を持つ可能性がある。今日のランド(ノリス)は、キミ(アントネッリ)やカルロス(サインツ)の後ろに沈む場面があった。フェルナンド(アロンソ)や他のドライバー、つまりユーキがいたかもしれない位置まで後退しかけていたんだ」

「ユーキを100%の状態で臨ませることが極めて重要だ。今週末の彼は本当に力強かった。金曜も良く、スプリントでは5位に入った。確かに予選ではQ1で敗退したが、マックスとの差はわずかコンマ3秒だ。予選でマックスにコンマ3秒差なら満足するドライバーがほとんどだろう」

「つまり彼は好調な週末を過ごしたということだ。アブダビでも同じように力強い週末が必要だ。なぜなら、あらゆる要素が求められる状況だからだ」

F1アブダビGP特集