今から6年前の2019年4月、東京・池袋で高齢者が運転する車が暴走して起きた事故で、妻と3歳の長女を亡くした男性が、11月25日に徳島市で講演を行い、「自分と同じような思いをする人をなくしたい」と訴えました。

この講演会は、市民の人権意識を高めてもらおうと徳島市が開きました。

25日に講師を務めた松永拓也さんは、2019年4月、東京・池袋で高齢男性が運転する車が暴走し2人が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、妻の真菜さんと当時3歳の長女・莉子ちゃんを亡くしました。

(事故で妻と娘を亡くした・松永拓也さん)
「今、この自分の苦しみを社会の人に見てもらえば、誰かが安全運転しようと思ってくれるのではないか」
「そしたら妻と娘が、少しは浮かばれるかもしれないなと」

松永さんは、事故当時の悲痛な思いを語った上で、高齢ドライバー問題や被害者支援制度についても触れ、「被害者も加害者も生まない社会にしたい」と自らの心情を訴えました。