公開日時 2025年11月23日 05:00更新日時 2025年11月23日 08:32

沖縄の外国人、10年で2.6倍 伸び率で全国4番目 10道県が2倍超
沖縄県内(資料写真)

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琉球新報朝刊

 都道府県それぞれに暮らす外国人の数を10年前と比較したところ、10道県で2倍超になったことが22日分かった。増加の勢いを示す伸び率が都道府県別で最も高いのは熊本県で、人数は3倍近くに膨らんだ。トップ5は北海道と九州・沖縄の県が占めた。沖縄は2・64倍で4番目に高かった。人手不足を背景に、従来少なかった地域にも急速に浸透していることが裏付けられた。

 高度人材の確保を目指し、留学生を地域で育成する支援策も一部に見られる。大都市圏に転出しないよう、つなぎ留められるかどうかが課題となる。外国人住民の増加は47都道府県の全てで見られ、全国合計は10年前と比べ1・78倍だった。共同通信が集計した。

 日本人住民を見ると、首都圏以外は人口減少の傾向が明確だ。若年層が流出し、過疎化が進む中で、外国人住民が地域活動の担い手となりつつある。

 2015年と25年の各1月1日時点の住民基本台帳人口を比べた。外国人住民数の公表開始後に当たる15年を比較対象とした。

 半導体産業が集積する熊本県が9896人から2万8883人へと2・92倍に拡大してトップだった。北海道(2・87倍)、鹿児島県(2・82倍)、沖縄県(2・64倍)、宮崎県(2・63倍)が続いた。沖縄県の外国人数は、2015年の1万900人から25年は2・64倍となる2万8780人へと増えた。日本列島の北と南に位置し、三大都市圏から地理的に離れて経済圏を形成している。九州・沖縄はアジアの周辺国・地域に近い。