
中国の傅聡国連大使は21日、グテレス国連事務総長に書簡を送り、高市早苗首相の台湾有事を巡る発言に関して、日本が台湾問題への「武力介入」を脅していると主張し、自国を守ると表明した。写真は1日、韓国でAPEC首脳会議後に記者会見する高市首相(2025年 ロイター/Kim Hong-ji)
[北京 22日 ロイター] – 中国の傅聡国連大使は21日、グテレス国連事務総長に書簡を送り、高市早苗首相の台湾有事を巡る発言に関して、日本が台湾問題への「武力介入」を脅していると主張し、自国を守ると表明した。この問題を巡ってこれまでで最も強い言葉で批判を繰り広げた。
中国の国連代表部の声明によると、大使は高市首相の発言について「国際法と外交規範に対する重大な違反」を犯したと強調。「もし日本が海峡両岸情勢に武力介入しようとするならば、それは侵略行為」だとし、「中国は国連憲章と国際法に基づく自衛権を断固として行使し、主権と領土保全を断固として守る」と述べた。
高市首相の発言は「中国の核心的利益に公然と挑戦している」とし、日本に対して「挑発行為や一線を越える行為をやめ、誤った発言を撤回する」よう要求した。
日本の外務省はロイターの取材に対し、書簡について認識しているとした上で、集団的自衛権の行使を限定的に可能とした2015年の安全保障法制成立以来、国会でのやり取り含め日本の立場に変更はない旨を中国側に伝えていると回答。「中国側の主張は到底認められるものではなく、政府として、しっかりと反論・発信を行っていく」とした。
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