【写真を見る】「娘の成長を笑顔を見ていたかった…」 入院中に死亡した3歳の女の子 “アラーム”を止めたまま放置されたことが原因 退院間近に起きた医療事故 病院が過失認めて謝罪

(岐阜県総合医療センター 桑原尚志院長)
「この度の医療事故について、深くお詫び申し上げます」

きょう会見を開いた、岐阜県総合医療センター。去年7月、3歳の女の子、夢唯(むい)ちゃんが、呼吸用の医療器具「気管カニューレ」が外れて心肺停止となり、1か月後に亡くなりました。

入院中に起きた死亡事故。一体何があったのか。

■モニタの中断操作は“引き継がれず” 放置され死亡

喉に穴をあけて取り付ける「気管カニューレ」は、強く固定されないため、外れる事がありますが、それに備えて患者には、血液中の酸素を測る装置が取り付けられ、異変があればナースステーションでアラームが鳴るようになっていました。

病院では、おむつ交換やリハビリの際、アラームが鳴らないようモニタを一時中断することがありますが、病院の発表によると、今回のケースでは中断操作の後、再開させるのを忘れていたのです。

病院のモニタの履歴では午前6時21分から、心肺停止で発見された午前8時59分まで約2時間半データは記録されていません。

その間に気管カニューレが外れたと見られますが、中断操作をしたことが誰にも引き継がれておらず、そのまま放置されたことが死亡につながったとしています。

■あと少しで退院だった夢唯ちゃん

さらに、蘇生の処置でもアドレナリンの投与量が通常の半分から7分の1程度と、足りなかった事実も明らかにされました。病院側はきょう、全面的に過失を認めて謝罪。

(岐阜県総合医療センター 桑原尚志院長)
「アラームが非常に多い環境ということで、看護師が注意義務を十分果たしやすい環境にあったとは言えない。病院全体でこれらの問題に取り組むべきと考える」