独財務相「敗者になること望まず」、中国の産業補助金に懸念

ドイツのクリングバイル副首相兼財務相。中国・北京で11月17日撮影。REUTERS/Maxim Shemetov

[上海 19日 ロイター] – 中国を訪問中のドイツのクリングバイル財務相は、産業が補助金に支援されているのであれば、欧州市場を保護する必要があるとの考えを示した。自由市場を擁護する姿勢を示しつつ、競争は公正でなければならないとした。

クリングバイル氏は上海でロイターに対し、「私は自由で開かれた市場を支持している。しかし、欧州およびドイツが最終的に敗者になることは望んでいない」と言及。「国の支援を受けた中国製鉄鋼のせいで、ドイツの鉄鋼業界が打撃を受けるのは見たくない」とした。

また、欧州連合(EU)内で中国に対する姿勢が硬化しているかとの質問に対しクリングバイル氏は、EU経済・財務相理事会(ECOFIN)やユーロ圏財務相会合(ユーログループ)内で中国を巡る問題は頻繁に議題に上がっており、EUは「中国に対して一致団結した姿勢」を示すべきだと述べた。

さらに、ドイツのメルツ首相が先週発表した、中国の華為技術(ファーウェイ)を将来の通信ネットワークから排除するとの決定についてクリングバイル氏は、「全てのプロバイダーに同じ基準が適用される」とし、「これは安全保障の問題だ」と述べた。

メルツ独政権の閣僚として中国を訪問するのはクリングバイル氏が初めて。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Maria Martinez

Maria Martinez is a Reuters correspondent in Berlin covering German economics and the ministry of finance. Maria previously worked at Dow Jones Newswires in Barcelona covering European economics and at Bloomberg, Debtwire and the New York Stock Exchange in New York City. She graduated with a Master of International Affairs at Columbia University as a Fulbright scholar.