北朝鮮は、米国による韓国の原子力潜水艦建造の容認を非難した。世界的な軍拡競争を引き起こす恐れがあると警告している。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は18日付の論評で「韓国が原子力潜水艦を保有することは『自国の核武装化』に向けた戦略的な動きであり、これは地域における『核ドミノ現象』を招き、激しい軍拡競争を引き起こす」と述べた。
米韓は10月下旬に貿易合意を成立させ、今月14日には両国間で合意した貿易・安全保障の条件をまとめた共同ファクトシートを最終確定したと発表。韓国にとって長年の戦略目標である原子力潜水艦の建造を両国が進めることで合意したことも確認された。
北朝鮮は一連の合意について、米国が自国の繁栄のために韓国経済を「植民地請負経済」に変質させたと反発。平和目的のウラン濃縮や使用済み核燃料再処理を容認した点も批判し、韓国が「準核保有国」になるための「踏み切板」を米国が用意したと非難した。
韓国政府は独自の核兵器保有を否定している。ただ世論調査では、同じく米国の「核の傘」の下にある日本に比べ、核武装を支持する声が強い。
論評は、北朝鮮は「国家の主権と安全保障上の利益、地域の平和を守るため、より正当かつ現実的な対抗措置を取る」と警告した。
原題:North Korea Says Seoul Submarine to Have Nuclear Domino Effect(抜粋)
