こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した棒渦巻銀河「NGC 2217」。
おおいぬ座の方向、約7700万光年先にあります。
明るい棒状構造を淡い渦巻腕(渦状腕)が取り囲んだNGC 2217の、繊細で神秘的な姿が捉えられています。
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した棒渦巻銀河「NGC 2711」(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Dalcanton; Acknowledgement: Judy Schmidt (Geckzilla))】
棒渦巻銀河とは、中心部に棒状の構造が存在する渦巻銀河のこと。私たちが住む天の川銀河をはじめ、渦巻銀河のうち約3分の2には棒状構造があるとされています。
こうした棒状構造は、銀河に含まれるガスを銀河円盤から中心部へと導く役割を果たしていると考えられています。中心部に送り込まれたガスは新たな星の材料になるか、中心部に潜む超大質量ブラックホールが取り込むことになります。
冒頭の画像はハッブル宇宙望遠鏡の「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」で取得したデータを使って作成されたもので、ESA=ヨーロッパ宇宙機関から2020年12月23日付で公開されています。
画像の作成に使用されたデータは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)やハッブル宇宙望遠鏡自身による、将来の詳細な観測の対象になり得る銀河を探す取り組みの一環として取得されました。
本記事は2020年12月29日公開の記事を再構成したものです。
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
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