長期債には下押しプレッシャーがかかっている。下押しということは、長期金利が上昇するということだ。先週にとくに顕著だったのはイギリスである。英政府が所得税の増額を目論んでいたのだが、政権担当者もその無理仕立てが理解できてきたようで、取り下げに動いている。しかしそれで露わになったのは英政府の資金枯渇と次なる収入確保への道の乏しさである。
英国債の下落も目立ったが、米国債も例外ではない。年内の利下げ見込みが減少したからだ。当初は12月のFOMC会合で利下げする確率が8割強もあったのに、ここに来て4割にまで低下している。それは地区連銀の総裁からの利下げ反対という強いメッセージが断続的に出てきたからだ。先週は米国株が調整モードいりしていたのにマーケットはリスクオフとはならず、長期金利も上がったのだ。
ドル円は猛烈な米国株の下げをにらんで、154円台を割り込んできた。しかしニューヨーク時間の午後には米国株も前日比でプラス転するにおよんで、ドル円のショートカバーも入り出した。またドル金利の上昇も背中を押している。
ユーロ円もポンド円もドル円が崩れるなかではさすがに軟調な展開を強いられたが、最終的には今年の高値にまで急接近してきている。今週は財政と長期金利の話しが日本にも飛び火しそうだ。国会での議論をきっかけに「日本売り」の状態になる可能性を排除できない。
日本時間 14時00分
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