ブラジル、25年のGDP成長率予測を2.2%に下方修正

写真はサンパウロの魚市場。8月5日、ブラジルのサンパウロで撮影。REUTERS/Jorge Silva

[ブラジリア 13日 ロイター] – ブラジル財務省は13日、2025年の国内総生産(GDP)成長率予測を前年比2.2%とし、従来予想の2.3%から下方修正した。25年第3・四半期のGDP成長率が予想を下回り、第4・四半期の見通しにも陰りが出たためだとしている。

中南米最大の経済大国であるブラジルでは、ブラジル中央銀行がインフレ率を目標の3%プラスマイナス1.5%に戻すために金融引き締めを積極的に進めた。それを受け、経済の減速が続いている。

中銀は7月、24年9月以降に計450ベーシスポイント(bp)引き上げてきた政策金利を、約20年ぶりの高水準である15%に据え置くことを決定し、今回の利上げ局面を停止した。

財務省経済政策局は報告書で「今回の減速は既に予想されており、現行の金融引き締めの遅行性と累積的影響を反映している」と説明した。

同省は併せて、25年のインフレ率予想を4.6%とし、従来見通しの4.8%から引き下げた。理由として外国為替市場でのブラジルレアル高、卸売りでの農業・工業製品のインフレ率低下、貿易摩擦に伴う世界的なモノ(物品)の供給過剰を挙げた。

ブラジル地理統計院(IBGE)によると、10月の消費者物価指数(IPCA)は前年同月比で4.68%上昇している。

26年のGDP成長率予測は2.4%で据え置き、農業生産の減速を工業・サービス業の拡大が相殺するとの見方を示した。26年の前年比のインフレ率予測は3.5%とし、従来予想の3.6%から引き下げた。

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