公開日時 2025年11月14日 05:00更新日時 2025年11月14日 12:14
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デザインや機能性などを重視する沖縄発のキャンプ用品「ZEN Camps」の足立修治社長=6日、沖縄市登川
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呉俐君
沖縄発のキャンプ用品製造・販売の「ZEN Camps」(YOLO、沖縄市、足立修治社長)が国内外から注目を集めている。兼業を活用した人材活用を積極導入して売り上げを伸ばしているからだ。
2020年の設立以来、売上高は右肩上がりで推移し、直近では数億円規模に達する。人材不足を解消するため、マーケティングなどのほか、商品企画などについても県外に住む人材を兼業・副業で雇用。オンライン勤務で専門的な技術を発揮してもらっている。
創業者の足立さんは広島県出身。2020年の沖縄移住をきっかけに、趣味のキャンプを事業化した。前職も製造業で技術者だったことから、用具制作に困ることはなかったが、ウェブデザインやマーケティングなど、社業を広げるための専門人材の確保には苦労していた。そこで、足立さんが着目したのは兼業・副業の人材活用だった。
現在、専門人材は15人を起用しており、全員が県外在住者だ。沖縄の本社にいるのは23人で、役員と正社員を除き、パートタイム労働者19人が働いている。
「ZEN Camps」は、たき火専用シートや一人専用の「ソロテント」、折り畳み可能な「フォールドフレックステーブル」など約50アイテムをそろえている。現在は商品企画や設計などの業務にも県外在住の人材を充て、連携して独自商品のラインアップを広げている。
足立さんは「沖縄は人材のほかに地理的な不利性など課題もあるが、年中キャンプができる環境があるため、商品開発には有利だ」と話す。
EC(電子商取引)サイトを通じて県外や海外への販路を拡大し、地理的に不利な離島県にあって事業基盤を確立してきた。
現在、売り上げの約8割をEC販売が占め、サイトを通じて県外や海外の商圏も開拓している。海外では台湾と韓国のほか、最近では英国の代理店との取引も決まったという。
足立さんは「県内には優れた商品が多くある一方で、売り方が分からない企業も少なくない。そのため、最先端で働く専門人材の知恵を借りることが大切だ」と力を込める。
同社は今後、商品開発センターを設立し、取り扱う商品についてキャンプ用品以外にも領域を広げていく方針だ。
(呉俐君)
