警察がライフル銃を使ってクマを駆除できるようにする規則が、13日施行されます。これを前に、盛岡市では11日、実際に対応にあたる警察官がクマを駆除する際の注意点を学ぶ研修が行われました。
11日は、10月23日にクマが出没した盛岡市中心部の中津川河川敷で研修が行われ、クマの駆除にあたる県警察本部の機動隊員など、およそ20人が参加しました。
研修では、県の猟友会のメンバーが、市街地で銃を扱う際には撃った弾が跳ね返る「跳弾」のリスクがあることや、親子で出没した時は、自分が襲われないために親グマを先に仕留めることなど、注意点を説明しました。
クマの出没や被害が全国で相次いでいることを受け、警察庁はハンターが間に合わない場合などに警察官がライフル銃を使ってクマを駆除できるよう規則を改正。その規則が13日から施行されます。
県警察本部警備課 湯澤優治次長
「第一には市町村が行う緊急銃猟、箱わな、麻酔銃などが想定されている。ハンターがそろわない、緊急銃猟が難しいといった場合については、 市町村と連携しながら警察で対応していきたい」
一方、県に対しクマ対策の強化を求めたのは県市長会のメンバーです。
11日は、代表して内舘茂盛岡市長が佐々木淳副知事に要望書を手渡しました。
要望書には、電気柵の設置や河川の藪を刈るといった『人の生活圏への出没防止』。クマの捕獲頭数の上限を大幅に引き上げるといった『個体数の管理強化』など6つの項目が盛り込まれていて、出席した市長たちからは、切実な声が上がりました。
内舘茂 盛岡市長
「現場の職員は大変疲弊をしている。現場に出る職員もそうですし、 調査に当たっている職員もそうですし。そういう意味で人的な支援もお願いをいたいと」
要望に対し、佐々木副知事は「これまでの次元とは違う対応や制度の見直しが必要。皆さんの 意向をしっかり受け止めて対策に取り組んでいく」と述べました。
岩手県内は11日もクマの目撃が相次ぎました。午後3時時点の情報です。
IGRでは、午前9時半ごろ、走行中の列車と成獣とみられるクマ1頭と衝突しました。けが人はいませんでしたが、この影響で一部の列車に運休や遅れが出ました。
