ロイターネクスト:DBSトップ、中国は技術や政府の後押しで「活発な成長の兆し」

写真左はシンガポール銀行大手DBSグループのタン・スーシャン最高経営責任者(CEO)。11月11日、シンガポールで撮影。REUTERS/Edgar Su

[シンガポール 11日 ロイター] – シンガポール銀行大手DBSグループ(DBSM.SI), opens new tabのタン・スーシャン最高経営責任者(CEO)は11日のロイターネクスト・ニュースメーカーのインタビューで、中国経済がディープテックや人工知能(AI)などの技術進化を背景に「技術による後押しと政府の全面的な支援によって、活発な成長の兆しが見られる。そこが成長の焦点となるべき場所だと思う」との見方を示した。

DBSの総資産額は東南アジアの銀行で最大で、タン氏は今年3月に同行初の女性トップとなった。中国経済は不動産危機からの回復が一様ではなく、消費者心理も停滞したままだが、タン氏は上海などの都市部で回復の兆しが見られると指摘。DBSは上海にウェルスセンターを最近開設し、中国での資産運用事業の拡大を図っている。

タン氏は「金利は非常に低く、資金はどこかに投資されなければならない。不動産市場には向かわないので、おそらく資産運用商品に流れるだろう」と見込んだ。また、中国政府の発言に耳を傾けることが重要だとして「私は常に注視している。なぜなら彼らが本気になれば、必ず実行すると知っているからだ」と語った。

中国が「目覚ましい成長」を遂げている技術には、ディープテックのAI、バイオテクノロジー、小規模言語モデル(SLM)、ヒューマノイドロボット、ドローン(無人機)が含まれると指摘した。

DBSは今年1月、深セン農村商業銀行への出資比率を16.7%から19.4%へ引き上げた。タン氏は同行について「非常に相互補完的な」連携相手であり、DBSは深セン農村商業銀行の顧客の外国進出を支援していると説明した。

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