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2025年11月11日 19:00

川を渡る“黒い影” 正体は…「クマ」ではなく「シカ」 付近でのクマ目撃情報は見間違いか 山梨・笛吹市

 クマの目撃情報が相次ぐ中、山梨県笛吹市の笛吹川の河川敷で先月、川を渡る“黒い影”が撮影されました。

 先月12日に撮影された動画には、ゆっくりと川を渡る4足歩行の“黒い影”…

「クマ」かと思われましたが、動画を止めてよく見てみると、頭には角があり、黒い影の正体は「シカ」でした。

甲斐けもの社中 山本圭介 代表社員
「だいたい100kgいくか、いかないかのサイズになると思います。黒い毛が混ざっているシカも、多く存在している」

 笛吹川周辺では、今月に入ってクマとみられる動物の目撃情報が3件相次いでいますが、市の調査では、クマの毛や足跡などの痕跡は見つかっていません。

 専門家は目撃情報がシカが撮影された場所と近いことや、周囲にシカが多く確認されていることから、シカをクマと見間違えた可能性があるとしています。

甲斐けもの社中 山本圭介 代表社員
「車の中など安全を確保できるところに身を隠すことが一番いいかなと思います。(そのうえで)クマかシカかわからないときにはしっかり確認をして、もしクマだった場合には、通報してもらうのがいいと思います」

 一方で、多くのシカが河川に住みついていることも問題だと指摘します。

甲斐けもの社中 山本圭介 代表社員
「(基本的に河川敷は)狩猟がされない場所。河川の中だけで完結していたシカの生活や食資源がカバーしきれなくなって、河川沿いの農地に移動すると、道路や線路があるので交通事故もおのずと増えてくる状況になる。私たちが見えているのは氷山の一角、目につくところだけの状態」

 市川三郷町では先週、クマの目撃情報が相次いだ河川敷をドローンで調査したところ、1.5kmの区間に69頭のシカが見つかっています。

最終更新日:2025年11月11日 19:00

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