11月になり、具志頭のトレーニング場にも秋の風が吹き抜ける。そこでのゲーム中、静けさの中に一人の声が響く。

「もう少し前へ行こう。下がらない」。

その声の主は、ボランチ・平松昇だ。

今季チームの心臓部としてピッチに立ち続けてきた。守備の安定と攻撃の起点、その両方を求められる難しいポジションにおいて、平松の存在はチームのリズムを決定づけている。しかし彼は自身の成長を「まだ途中」と語る。その言葉には、結果に一喜一憂せず、自らを見つめ続ける選手の素顔があった。

 

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