ブラジル中央銀行は5日、政策金利(SELIC)を15%に据え置くことを決定した。据え置きは3会合連続。政策金利は約20年ぶりの高水準に維持され、根強いインフレに強い姿勢で臨む中銀の決意が鮮明になった。
インフレ率は2028年まで3%の目標を上回り続けると予想される。失業率が記録的低水準にある現状やブラジルの不安定な財政への懸念の高まりが見通しを曇らせており、政策担当者らは警戒を崩していない。
ガブリエル・ガリポロ総裁と政策担当者らは声明で、「金利を現行水準に非常に長期間維持することが、インフレ率の目標への確実な収れんに十分だと政策委員会は判断している」と説明した。
ブラジル中銀は昨年12月から3回連続で1ポイントの大幅利上げに動いた後、5月は0.5ポイント、6月は0.25ポイントと引き締め幅を縮小して利上げを継続。昨年9月に開始した7回連続の引き締めを通じて、利上げ幅は4.5ポイントに達していた。
ブルームバーグが調査したエコノミスト全員が政策金利の据え置きを予想していた。

原題:Brazil Keeps Rate Near Two-Decade High to Fight Inflation (1)(抜粋)
— 取材協力 Giovanna Serafim
(中銀声明の内容などを追加して更新します)
