ライアン・リッチマンヘッドコーチ就任3年目となるシーホース三河。2年連続チャンピオンシップ クォーターファイナル敗退の悔しさを糧にスタートした2025-26シーズンは、黒星が先行する苦しい戦いが続いていた。

 

・リッチマン体制3季目は、苦しいスタートに

・苦悩する、リーグ随一のセカンドユニット

・「僕的には開幕から連勝です(笑)」

 

リッチマン体制3季目は、苦しいスタートに

「アヴィがすべてを変えてくれた」

ライアン・リッチマンヘッドコーチ(HC)は今シーズン初連勝を飾ったファイティングイーグルス名古屋戦後、ケガから復帰した日本人ビッグマンの活躍を絶賛した。その力強い言葉には、安堵の空気が多分に含まれていた。

リッチマンHC就任3年目の今シーズンは12人の選手が契約を継続した。2シーズン連続でチャンピオンシップ出場を果たしたチームの基盤があり、スタートダッシュを期待されたが、プレシーズンの「ナカジツAICHI CENTRAL CUP 2025」でシェーファーアヴィ幸樹が負傷離脱。その影響もあってか、FE名古屋戦の前までは2勝5敗と黒星が先行していた。

「アヴィがいるということを前提に今シーズンのチームを作っていましたので、彼が戻ってくれたことは非常に大きい。彼はコネクターで、選手と選手をつなぐことに長けている。彼がそれぞれの選手の特徴を生かして良いチームになっていくということを考えていたので、今日はそれが機能して、セカンドユニットがいいプレーをしてくれたことは収穫です」

 

©SEAHORSES MIKAWA

 

苦悩する、リーグ随一のセカンドユニット

昨シーズンの三河のセカンドユニットは、リーグ随一と評されるほどチームの大きな武器だった。ゾーンを織り交ぜたアグレッシブなディフェンスで相手の攻撃を停滞させ、PGの長野誠史がテンポの速いオフェンスを繰り出す。ディフェンスチームを標榜する三河を体現する存在だった。

しかし今シーズンの序盤は、自慢のセカンドユニットの時間帯で崩れてしまう試合が多く見られた。その要因について長野は「昨シーズンはジェイク(・レイマン)がセカンドにいて、ガツガツとドライブにいったり3Pシュートを狙ってくれたりしていた部分が大きかった。今シーズンはジェイクがスターターになって、まだ(新加入の)TK(トーマス・ケネディ)とアーロン(・ホワイト)とのコンビネーションがうまくいっていない部分がある」と現状の課題を理解している。

ベテランの石井講祐も「まだそれぞれの選手が得点を取る以外の貢献の仕方を見つけられていないのかなという感じがありますね。ロスター14人中2人しか変わっていないのですが、(退団した)ザック(・オーガスト)とTK、アーロンは特徴も違うし、組み合わせも変わっている。生身の人間が感情を持ってプレーしているので、ほんの少しのことで歯車がガタガタと崩れてしまうことがあります。継続路線ではありますけど、僕はほぼ1年目だと考えています」と説明する。

 

©SEAHORSES MIKAWA

 

思いがけない苦しい状況を、三河はチーム全員で乗り越えようともがいた。

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