任天堂、通期純利益見通しを3500億円に上方修正

 11月4日、任天堂は、2026年3月期通期の連結純利益予想を3000億円から前年比25.5%増の3500億円へ上方修正した。2021年12月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[東京 4日 ロイター] – 任天堂(7974.T), opens new tabは4日、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の好調な販売を背景に、2026年3月期の業績予想を上方修正した。ニンテンドースイッチ2の今期販売計画は、ハードウエア1900万台(従来計画1500万台)、ソフトウエア4800万本(同4500万本)に引き上げた。

通期の連結売上高は1兆9000億円の計画を2兆2500億円(前年比93.1%増)へ、純利益は3000億円の計画を3500億円(同25.5%増)へ上方修正した。スイッチ2の単価がスイッチに比べて高いこともあり、売上高を押し上げている。一方で、発売当初はハードの売上比率が高まることから、利益率は低下している。

純利益予想は、IBESがまとめたアナリスト26人の純利益予想平均値3725億円を下回っている。

古川俊太郎社長は決算会見で「スイッチ2の普及拡大を最優先事項としてきた。期初の段階からハードの売上高に占める割合が高くなることは想定していたし、そうした動きに沿って今のところ推移している」と述べた。

これから最需要期となる年末商戦も始まるが、欲しいとする顧客にしっかりと届けることを最優先とし「結果として現在の販売計画を上回れるような数字を目指していきたい」と述べた。生産体制については「もし需要が上振れた場合には、それに対応できるような体制にはしている」とした。

通期業績予想の前提為替レートは、ドルは140円で変更なく、ユーロは160円(従来は155円)とした。

米国関税の影響については、期初に利益段階で数百億円としていたが「現段階でも利益段階で数百億円の影響を見込んでいる」と述べた。

年間配当は1株181円(前期実績は120円)とし、従来計画の129円から引き上げた。これまで連結営業利益の33%を配当総額の基準としていたが、これを40%に引き上げるなど、配当方針を変更した。

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