日米首脳会談でロシア産LNG議論、サハリン2の重要性説明=関係者

 28日の日米首脳会談でロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入が議題になり、高市早苗首相がトランプ大統領にロシア・サハリン州の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の重要性を説明し、輸入継続に理解を求めたことが分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。28日、都内で撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[東京 29日 ロイター] – 28日の日米首脳会談でロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入が議題になり、高市早苗首相がトランプ大統領にロシア・サハリン州の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の重要性を説明し、輸入継続に理解を求めたことが分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。

これまでもベセント米財務長官が日本にロシア産ガスの輸入停止を求めており、トランプ氏と高市氏の会談でも言及があるか注目されていた。

関係者の1人によると、会談の中で米側が対ロシア経済制裁の一環としてロシア産ガスの輸入停止を呼びかけた。関係者2人によると、高市氏は日本が権益を持つサハリン2の重要性を強調した。日本側は現状、LNGの輸入を継続できると認識しているという。

日本の首相官邸はロイターの問い合わせに、「首脳会談の詳細にはコメントできない」とした。米ホワイトハウスにも問い合わせたが、現時点で回答を得られていない。

日本は米国の対ロ経済制裁の例外措置としてサハリン2からの輸入を継続しており、資源エネルギー庁は年末に期限を迎える例外措置の延長を求めている。

27日にベセント財務長官と会談した片山さつき財務相は、「トランプ大統領が(ウクライナの)戦争を終わらせたいと思っているということで、輸入問題を含めた対ロシア制裁について話が出た」と説明していた。

(竹本能文 取材協力:Trevor Hunnicutt 編集:久保信博)

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