
2024年に実施された台湾でのフィールドワークの様子。
PHOTOGRAPH:SUSU
ここでは、『WIRED』日本版が注目するいくつかのセッションを紹介しよう。
「多元的な時間にみる、「人間以後」の風土における応答可能性」と題したセッションでは、『WIRED』日本版でもお馴染みの京都大学准教授の篠原雅武と、京都工芸繊維大学未来デザイン・工学機構教授の水野大二郎、そしてRMIT大学スクール・オブ・デザイン准教授の赤間陽子が登壇。
風土を「得体の知れない他なるもの」と人間世界とが遭遇する際に立ち上がる現象として捉えた上で、人間理解の範疇を超えた存在と人間がいかに出会うのかについて考えていく。
関連記事:ポスト人新世へ、ようこそ。2010年代における思想のエコロジカルターンと、2020年代に向き合うべき問い:篠原雅武 | WIRED.jp
関連記事:自治・自律的なデザインと脱未来──多元世界に向けたデザインを考える(前編) | WIRED.jp
また、「『人間以後』の風土におけるガバナンスと人間の介入可能性」と題されたセッションには、京都大学大学院法学研究科教授の稲谷龍彦、地域活動家の小松理虔、ごみの学校代表の寺井正幸が登壇。
「文化」と「自然」の二分法が崩れ、人間もその関係性の一部となった「人間以後」の風土においては、「誰が何を統治するのか」ではなく、「誰と誰(あるいは何)が、どのようにともに調整されうるのか」を問うガバナンスモデルへの転換が求められるなかでの制度設計と人間による介入可能性について考えを深めていく。
関連記事:人新世における「新しい人間像」の構築へ:気鋭の法学者・稲谷龍彦と考える、7つの論点 | WIRED.jp
「循環」というものは、各土地の固有性や文脈を踏まえなければデザインしえない。「京都・滋賀」という固有の歴史があるフィールドを舞台に、循環をデザインし、それをビジネスとする実験的な試みにぜひ参加してみてほしい。
Circular Design Week 2025 in 京都・滋賀
■ 日時
フィールドワーク:2025年11月19日から21日
カンファレンス:2025年11月22日から23日
■ 会場(※カンファレンス)
Panasonic Design Kyoto
京都市中京区小結棚町444
■ 参加方法
以下のPeatixフォームよりチケットのお申し込みをお願いします。
https://cdw25conference.peatix.com
■ 参加費
アーリーバードチケット 27,500円(税込)
※10月25日(土)からスタンダードチケット33,000円(税込)
■ 主催
Circular Design Praxis、RE:PUBLIC
■ 共催
KYOTO Design Lab

雑誌『WIRED』日本版 VOL.57
「The Big Interview 未来を実装する者たち」好評発売中!
気鋭のAI研究者たちやユヴァル・ノア・ハラリが語る「人類とAGIの未来」。伝説のゲームクリエイター・小島秀夫や小説家・川上未映子の「創作にかける思い」。大阪・関西万博で壮大なビジョンを実現した建築家・藤本壮介やアーティストの落合陽一。ビル・ゲイツの回顧録。さらには不老不死を追い求める富豪のブライアン・ジョンソン、パリ五輪金メダリストのBガール・AMIまで──。未来をつくるヴォイスが、ここに。グローバルメディア『WIRED』が総力を結集し、世界を動かす“本音”を届ける人気シリーズ「The Big Interview」の決定版!!詳細はこちら。
