EU、ロシア産エネルギー輸入停止へ 28年1月までに段階的実施

欧州連合(EU)のエネルギー相らは20日、ルクセンブルクで閣僚理事会を開催し、ロシア産石油・ガスの輸入を2028年1月までに段階的に終了させる計画を承認したと発表した。写真はロシア国営ガス会社ガスプロムのガスパイプライン。2019年11月、ロシア極東アムール州で撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)

[ブリュッセル 20日 ロイター] – 欧州連合(EU)のエネルギー相らは20日、ルクセンブルクで閣僚理事会を開催し、ロシア産石油・ガスの輸入を2028年1月までに段階的に終了させる計画を承認したと発表した。侵攻後にウクライナと戦闘を続けるロシアの資金源を断つ狙い。

新規契約に基づくロシア産ガス輸入は26年1月以降に段階的に停止し、26年6月は既存の短期契約を、28年1月は長期契約をそれぞれ終了する計画。最終的な法案は今後、EU加盟国と議員が協議する。EU加盟国の少なくとも55%の同意が必要となる。

EUはこのほか、液化天然ガス(LNG)の輸入を27年1月から禁止する新たな対ロ制裁措置についても協議している。EUの外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は20日、新たな制裁措置は早ければ今週にも承認される可能性があると述べた。

EUの天然ガス輸入のうちロシア産は全体の12%を占め、ハンガリー、フランス、ベルギーなどが輸入を継続している。ただ、ウクライナ侵攻前の45%と比べると、低下している。

ロシア産石油の輸入に依存するハンガリーやスロバキアなどはこれまで、計画に反対していた。ただ、20日に承認された計画では、こうした内陸の加盟国に対して一定の配慮をする柔軟な規定も設けた。

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