
中国政府は、世界貿易機関(WTO)大使を務めた李成鋼氏を通商交渉担当のトップに正式に任命した。9月撮影(2025年 ロイター/Louiza Vradi)
[北京 20日 ロイター] – 中国政府は、世界貿易機関(WTO)大使を務めた李成鋼氏を通商交渉担当のトップに正式に任命した。国営新華社通信が20日に伝えた。
李氏は今年4月に現職に任命されており、今回の発表はこれを追認するもの。トランプ関税やレアアース(希土類)の輸出規制を巡って、米中両国の緊張が高まる中での発表となった。
現在商務次官の李氏は、米中両国が互いに100%を超える関税をかけ合うなど緊張が高まる中、両国の通商協議において重要な役割を果たした。
ベセント米財務長官は15日、李氏について「常軌を逸している」と非難した。また同日、別の会見でも「非常に挑発的な言葉遣いで8月28日に現れたこの次官は、独断で行動しているのではないか」と述べ、「非常に無礼だった」と怒りをあらわにした。
李氏は8月、招待も受けていないのに訪米し、高官級会合を要求してトランプ政権内に波紋を広げた。匿名の関係筋は「中国側の虚偽の主張を繰り返し、米国側に説教をした」と明かした。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
