
パレスチナ自治区ガザで10月14日、イスラム組織ハマスが新たに人質4人の遺体を引き渡すと発表した。同日、ガザで撮影(2025年 ロイター/Ebrahim Hajjaj)
[カイロ/エルサレム 14日 ロイター] – パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは14日、新たに人質4人の遺体をイスラエルに引き渡した。イスラエルは遺体返還の遅れを理由にガザへの人道援助半減を警告していたが、合意前進の兆しとなった。
ただ、ハマス戦闘員らはイスラエルに協力したとされる数人を路上で処刑するなど、ガザの支配権を再び確立しようとしており、先行きは見通せない。
イスラエル当局は先に、ハマスが死亡した人質の遺体を引き渡さず停戦協定に違反したとして、エジプト南部国境との検問所の開放を少なくとも15日まで延期すると発表していた。
その数時間後、ハマスは仲介者らに遺体4体をイスラエルへ引き渡すと伝え、イスラエル軍は赤十字を通じてハマスから4人分の棺を受け取ったという。
ただ、この遺体引き渡しで援助物資の輸送が完全に回復するのかは分かっていない。
トランプ米大統領も先に、ハマスが人質の遺体を返還するという約束を破っていると非難。「もし彼らが武装解除しないなら、われわれが武装解除する。そして、それは速やかに、おそらく武力により行われるだろう」と述べた。 もっと見る
イスラエル軍が部分撤退したことを受け、ガザではハマスが市街地の一部を急速に奪還。13日遅くに拡散されたビデオには、ハマス戦闘員が両手を後ろ手に縛られた7人の男性をガザ市内の広場に引きずり出し、膝をつかせた後、背後から銃撃する様子が映っている。
ハマスの情報筋は、この動画が13日に撮影され、ハマス戦闘員が処刑に参加したことを確認した。ロイターも地形から場所を確認した。
イスラエル当局は、ハマスが再びガザを掌握する動きについて公にコメントしていない。
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