
米中間の関税の一部を停止する措置が90日延長されたことや、欧州連合(EU)と米国間の通商協議の決着を受け、欧州主要企業の業績見通しは改善を続けている。写真は2019年1月、ドイツのフランクフルトで撮影(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[20日 ロイター] – 欧州企業の収益見通しが足元で改善している。20日時点のLSEGのI/B/E/Sデータに基づく欧州企業の第1・四半期平均増益率の予想は2.3%で、1週間前の1.9%から切り上がった。
STOXX欧州600指数(.STOXX), opens new tab構成企業で既に第1・四半期決算を発表したのは271社。このうちの約60%は、利益水準がアナリスト予想を超えた。
売上高伸び率の予想は、1週間前と同じ2.3%だった。
第1・四半期の増益率予想はこれまで振れが大きくなっている。トランプ米大統領が2期目に就任した1月20日前後は3.5%で、4月にトランプ氏が「相互関税」の詳細を発表した際には逆にマイナス3.5%まで落ち込む局面があった。
Expectations of Q1 2025 earnings year-on-year growth rate
20日に公表されたアリアンツ・トレードの世界調査からは、経済の不透明感と貿易面の緊張が企業の業績見通しに悪影響を及ぼし続けている様子もうかがえる。
この調査では、輸出収入が著しく落ち込むと見込んだ回答企業の比率は約42%と、トランプ氏の「相互関税」発表前の5%から急上昇した。
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