
10月1日、オーストラリアのアルバニージー首相は、中国国有の鉄鉱石買い付け機関が豪資源大手BHPからの鉄鉱石の船荷購入を一時停止する措置を取ったとの報道に懸念を表明した。写真はアデレードで9月撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[メルボルン 1日 ロイター] – オーストラリアのアルバニージー首相は1日、中国国有の鉄鉱石買い付け機関が豪資源大手BHPからの鉄鉱石の船荷購入を一時停止する措置を取ったとの報道に懸念を表明した。
ブルームバーグは9月30日、国有の中国鉱産資源集団(CMRG)が国内の鉄鋼メーカーや貿易業者に対し、海上輸送によるBHPのドル建て鉄鉱石について、年次価格交渉中は購入を停止するよう求めたと報じた。
アルバニージー氏は「(報道を)懸念している。われわれが確実にしたいのは市場が適切に機能することだ」と記者団に述べ、「こうした問題は過去にもあった。豪州産鉄鉱石が支障なく中国に輸出できるようになることを望む」と語った。
CMRGはコメント要請に応じていない。BHPの広報は30日、商取引に関する交渉についてはコメントしないと述べた。
アルバニージー氏は早期の問題解決を期待するとした上で、価格交渉中には意見の相違が生じることがあるとも認めた。
チャーマーズ財務相はBHPのマイク・ヘンリー最高経営責任者(CEO)との会談を設定すると述べた。
BHPの豪上場株(BHP.AX), opens new tabは序盤の取引で1.13%下落した。RBCキャピタル・マーケッツのアナリストは1日のノートで、中国の製鉄所はBHPの分をフォーテスキュー(FMG.AX), opens new tab、リオ・ティント(RIO.AX), opens new tab、バーレ(VALE3.SA), opens new tabから購入することで補おうとする可能性があるが、それは製鉄所のコストを増加させる可能性があると指摘。「停止が長引けば鉄鋼マージン低下や減産を迫られるリスクはあるものの、現実的に中国がBHPの供給から完全に手を引くことはできない」と述べた。
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