
トランプ米大統領は29日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。同日撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン/カイロ/エルサレム 29日 ロイター] – トランプ米大統領は29日、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談した。会談後の共同記者会見で、パレスチナ自治区ガザで続く戦闘の終結を目指す米国主導の和平案をネタニヤフ氏が支持することで合意したと述べた。
トランプ氏は、合意にはアラブ諸国も関与するとし、中東の広範な和平の達成につながると言及。イスラエルを含む関係各国がガザでの戦闘終結に向けた合意に「極めて近い」とし、前面に立って取り組んでいるネタニヤフ氏に感謝すると語った。
ネタニヤフ氏も共同記者会見で、ガザでの戦闘終結に向けたトランプ氏の和平案を支持すると表明。「ガザの戦争を終わらせるトランプ氏の計画を支持する。これはわれわれの戦争目標を達成するものだ。イスラエルの全ての人質を取り戻し、イスラム組織ハマスの軍事能力を解体すると同時にハマスの政治支配を終わらせ、ガザ地区が二度とイスラエルの脅威にならないことを確実にするものだ」と述べた。
米ホワイトハウスはこの日、停戦と人質・受刑者の交換のほか、イスラエル軍のガザからの段階的撤収、イスラム組織ハマスの武装解除、国際機関が主導する暫定政府の樹立を柱とする20項目のガザ和平案を公表。具体的には、イスラエルが合意を受け入れてから72時間以内に全ての人質を帰還させる。これには死亡した人質の遺体も含まれる。イスラエル軍は人質の解放準備のため、合意されたライン(位置)まで撤収。その後、全ての人質の解放が完了した段階で、イスラエルは終身刑に受けているパレスチナ人250人のほか、2023年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲以降に拘束されたガザ地区の住民1700人を解放する。
ハマス幹部のマフムード・マルダウィ氏はトランプ氏とネタニヤフ氏の共同記者会見後にアルジャジーラのインタビューに応じ、トランプ大統領のガザ和平案をハマスはまだ受け取っていないと述べた。
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