加首相、中国主席と「適切な時期」に会談へ 李首相と鉄鋼関税協議

 9月23日、カナダのカーニー首相(写真)は、中国の李強首相と鉄鋼関税について協議したと明らかにし、習近平国家主席と「適切な時期」に会談する予定だと述べた。8月22日、オタワで撮影(2025年 ロイター/James Park)

[23日 ロイター] – カナダのカーニー首相は23日、中国の李強首相と「建設的」な貿易協議を行ったとし、対話が今後深まっていくとの見方を示した。

両国の関係はカナダが昨年、中国からの電気自動車(EV)や鉄鋼・アルミニウムの輸入に関税を課したことを受けて悪化した。中国はカナダ産の菜種などに高関税を課すことで対抗したが、関税は暫定的だとして対話の余地を残した。

両国はともにトランプ米政権によって関税を課される中で関係修復に取り組み、李首相は今年6月、カーニー氏との電話会談で、両国間に根深い利益相反は存在しないと述べた。

カーニー氏は23日、ニューヨークで国連総会に合わせて李氏と会談した後、「関税については米国と一部足並みをそろえている。特に鉄鋼部門でわれわれが取ってきたアプローチは非常に明確で、その点と理由について李首相や中国当局者らと率直に議論した」と記者団に語った。

カナダ首相府が公表した会談要旨によると、両氏は「菜種などの農産物や農産食品、魚介類、EV」についても協議した。

カーニー氏は「非常に建設的な協議」だったとし、「議論は今後深まるだろう。適切な時期に習近平国家主席と会談する予定だが、首相との対話は継続する」と述べた。

中国国営新華社通信によると、李氏はカーニー氏に対し、カナダが中国について「正しい」理解を確立し、互いの核心的利益と主要な懸念を尊重し、2国間関係と協力のための強固な政治的基礎を築くことを期待すると述べた。また、カナダとの貿易は今年初めから急速に拡大しており、中国はカナダ政府と協力してこの「前向きな」勢いを維持・発展させ、経済・貿易上の相互懸念を解決し、協力を深めたいと伝えた。

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