米国の新規失業保険申請件数は先週、6月以来の高水準に増加した。労働市場の減速を示す材料が一段と積み上がった格好だ。
キーポイント新規失業保険申請件数(8月30日終了週)は前週比8000件増の23万7000件ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は23万件前週は22万9000件失業保険の継続受給者数(23日終了週)は194万人でほぼ横ばい市場予想は195万9000人前週は194万4000人(速報値195万4000人)に修正
企業はトランプ関税の経済への影響を見極めようと、採用に一段と慎重になっている。人材サービス会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスの調査によると、8月の採用計画は2009年以降で最も低い水準に落ち込んだ一方、予定される人員削減は増加した。
週ごとの変動をならした新規申請件数の4週移動平均は23万1000件に増え、7月以来の高水準となった。季節調整前ベースでも増加。州別ではコネティカットとテネシーの増加が目立った。
この日発表された8月のADP民間雇用者数は予想を下回り、労働需要の減退を示す他の指標と整合する内容となった。
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米連邦準備制度理事会(FRB)当局者と投資家は、5日発表の8月雇用統計で労働市場の健全性について、より包括的な情報を得ることになる。ブルームバーグのエコノミスト調査では、失業率は4.3%に上昇すると予想されている。
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統計の詳細は表をご覧下さい。
原題:US Initial Jobless Claims Rise to Highest Level Since June(抜粋)
(統計の詳細をさらに追加します)
