ドイツのサービス業は8月に活動が縮小していた。当初見込まれたほど底堅くはなかったことが明らかになった。

  S&Pグローバルが3日発表した8月のドイツHCOB総合購買担当者指数(PMI)改定値は49.3と、活動の拡大と縮小の境目を示す50を下回った。

  速報値は50.1、7月は50.6だった。

  数年にわたり景気低迷が続くドイツにとって、今回のデータは苦境ぶりを再び明らかにした。5月に政権を発足させたメルツ首相は、官僚手続きの削減と労働市場改革、国内消費の拡大で経済成長を再加速させると公約しているが、実現に苦戦している。

  HCOBのエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「景気の勢いは依然弱い」と発表文で指摘。「ドイツ政府が経済の低迷脱却にまだ成功していないのは明らかだ。実際、サービス業の活動は8月にやや縮小した」と述べた。

  サービス業の需要の弱さは、顧客の間で不確実性が続いていることも一因だと、デラルビア氏は論じた。

  S&Pグローバルは8月のドイツ総合PMIも下方修正した。ただ、それでも50.5と、拡大の領域を維持した。

原題:Germany’s Services Sector Unexpectedly Contracted in August(抜粋)