
8月27日、中国上海株は政府系機関や大口投資家の支援を受けて上昇し、10年ぶりの高値水準にある。香港で2023年8月撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
[上海 27日 ロイター] – 中国上海株は政府系機関や大口投資家の支援を受けて上昇し、10年ぶりの高値水準にある。個人投資家の資金も徐々に戻りつつあり、新たな追い風となっている。
投資家は今のところ、中国経済の回復の遅れから目を背けている。
アナリストは、比較的低いバリュエーションと潤沢な投資余力が上昇継続の理由だと指摘し、個人投資家が低利回りの預金から株式へ徐々にシフトしていくと予想している。
上海総合指数(.SSEC), opens new tabは4月の安値から約25%上昇している。
以下は中国株式市場に関するチャート。
(1)信用取引の急増
信用取引残高は2兆1800億元(3047億7000万ドル)に達し、2015年半ば以来の高水準となっている。一方、中国株の利回りは中国債券の利回りを上回っている。
China stocks yield higher than government bondsChina Margin Trading Balance Hits Decade-High
(2)国内長期マネーの流入が増加
規制当局が機関投資家の株式市場への投資を促しているため、中国の保険会社、ミューチュアルファンド、上場投資信託(ETF)による株式投資が増加している。指標は今回の株価上場が短期的な資金ではなく、国内の長期投資家によるものであることを示唆している。
Oustanding Stock Investment by Chinese Life Insurers
AUM OF China’s onshore stock mutual funds
Shanghai ETF Trading Turnover
(3)富裕層投資家の参入
7月に新規登録された私募証券ファンドの規模は21年終盤以来の高水準を記録し、富裕層投資家も市場に参入していることを示唆している。
China’s newly registered securities private funds
(4)個人投資家と外国人投資家はなお様子見
データによると、個人投資家は新規口座開設を急いでおらず、外国人投資家も今年に入ってから中国本土株への大規模な投資を行っていない。
一部のアナリストによると、これは市場に流入する可能性のある待機資金が十分にあることを示唆している。
New individual stock account opening in Shanghai
China onshore stocks held by overseas entities
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